M1745●江戸和本●堀川院艶書合・艶文例 艶書文例・詞花懸露集*小虫本の為特価 ディスカウント

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堀川院艶書合・艶文例[艶書文例・詞花懸露集]*小虫本のため特価 【判型】半紙本2巻2冊。縦221粍。 【作者】藤原公実(キンザネ、三条公実)・周防内侍ほか作。 【年代等】康和4年閏5月作。元禄11年1月刊([大阪]奈良屋長兵衛(宣英堂)板)。江戸後期後印([大阪]吉田松根堂(加賀屋善蔵)板)。 【備考】分類「歌合」。『堀川院艶書合・艶文例』は、本巻に「堀川院艶書合」と「阿仏尼消息」、末巻に「艶文例[艶書文例・詞花懸露集]」を収録したもの。『堀川院艶書合』は、平安時代の歌合。歌合は、左右の組に分かれ、恋文や恋歌を作り合って優劣を競う遊びで、本書は艶書合わせの代表的作品。藤原公実・周防内侍等詠、無判。康和4年(1102)閏5月の成立。康和4年閏5月2日、堀河天皇は殿上侍臣らに懸想の歌を詠ませ、これらを女房歌人に贈らせてそれぞれ返歌をさせたが、さらに同7日には、女から男への恋歌、男からの返歌をさせ、同じく清涼殿において披講させた。同日そのあと殿上人らは興に乗じて恋歌8首を加え詠んだ。本書はそれらを合わせたものであり、勝負判・判詞はなく、、歌合の形式を備えていない。計48首から成る。作者は計23人。閏5月2日の作者は男方は7人10首(うち3人各2首)、女方は10人10首(各人1首)の二十首十番の歌合。閏5月7日は男女それぞれ10人10首の二十首十番(「日本古典文学大辞典」参照)。また、本巻後半に「阿仏尼消息(庭のおしへ)」を収録するが、これは阿仏尼が娘・紀内侍に宛てた書簡体の教訓文で、『庭の訓(庭のをしへ)』とも『乳母の文』とも呼ぶ(ただし、阿仏尼撰作を疑問視する説もある)。鎌倉時代を代表する女訓書で、和歌・書画・音楽等の諸芸を含む女房の心得で、いかに才色兼備でもその心延えが悪ければ無益であると諭したもの。さらに末巻「艶文例」には、艶書の書き方や具体的な例文や替え文章を掲げたもの。 ★原装・題簽付・状態並み(小虫)。

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