インドネシア・パプア州ラニ民族のひょうたん製水筒（B）     インドネシア最東端のパプア（旧イリアンジャヤ）州の中央高地、ジャヤウイジャヤ県の標高1,500メートルに位置するバリエム渓谷、そしてワメナ盆地。かつて“戦の広場”と形容された、その肥沃な高原に暮らすラニ民族は、そのプリミティブ・アートの高い芸術性でもよく知られています。大自然と共生する暮らしぶりは、村人たちが創意工夫で生み出す、色々な生活道具からも見て取れます。 画像は、ワメナ盆地東端のクリマ村で1980年代に収集した、ひょうたん製の水筒です。完成時に収集したため未使用です。
サイズは、高さが約23cm、最大直径が約9.5cm、重さはおよそ126グラム。口部分の内径は約13mm。樹皮繊維製の紐や野生蘭の黄色い茎繊維や、その昔貨幣として用いられていた子安貝などで装飾されています。
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